
ヘルメットはきちんとあご紐を締めよう
死亡事故の30%がヘルメットの脱落によるもの
バイクを安全に運転するために、誰でもできることとしてヘルメットをしっかり被ることが挙げられます。
二輪車の死亡原因の中でも最も多いのは、頭部に強い衝撃を受けたことによるものです。
日本自動車工業会・二輪車委員会のデータによると、死亡事故の中の約30%がライダーのヘルメットが脱落していたということで、この数字はここ25年間ほとんど変化がないといわれています。
ヘルメットのあご紐を締めていない、不十分だと、事故を起こした時にヘルメットの外れる可能性が高まります。
無防備の頭部に何らかのダメージが加われば、深刻な結果になることは火を見るよりも明らかです。
道路交通法によると自動二輪車はもちろんのこと、原付もヘルメットの着用が義務付けられています。
ですから、バイクに乗る際にヘルメットをかぶるのはもちろんですが、しっかりあご紐を締めて脱落しないように固定することを心がけましょう。
意外と多いヘルメットをきちんとかぶっていないライダー
「ヘルメットをきちんとかぶる」「あご紐もしっかり締める」このように言われて、「言わずもがなのこと」「当たり前のこと」と思ったライダーも多いかもしれません。
しかし実際のところ、ヘルメットをきちんとかぶらずにバイクを運転しているライダーは多いのです。
一例として紹介すると、救命救急の現場です。
バイク事故に遭って大けがをすれば救急車に載せられて、救命救急病院に運ばれて必要な治療を受けることになるでしょう。
実はこの救命センターで働く医療スタッフが「二輪事故のけが人を搬送」という報告を受けると、真っ先に聞くのは「ヘルメットは?」だといいます。
もしほとんどの人がヘルメットをかぶっていれば、こんなことは尋ねなくてもいいでしょう。
しかしバイク事故と聞いて、真っ先に出る質問はヘルメット装着の有無だといいます。
そのくらい、ヘルメットが外れて頭部に深刻なダメージを受けている事例が多いのです。
ヘルメットをかぶっていても、ぶつかった時の衝撃や地面にたたきつけられたときにヘルメットが外れることは少なくありません。
しかしヘルメットのあご紐を締めていれば、ヘルメットが多少の衝撃で外れるようなことはなくなるでしょう。
ヘルメットで頭部が守られているかどうかは、その後の経過に大きな影響を与えます。
医療の現場では「ヘルメットを正しくかぶっていれば、二輪車による死亡事故はあっという間に半減できる」という声も聞かれるほどだそうです。
二輪車も自動車と同じように、安全装置はどんどん導入されています。
事故を起こしても深刻な結果にならないような対策を、バイクメーカーもいろいろと行っています。
しかし、自分の身を守るのはやはり自分ということは忘れないようにしましょう。