
モンキー Z50Z型(1970年)
モンキー Z50Z型(1970年)の特徴
モンキー Z50Z型(1970年)は、1967年に登場したモンキーの3代目モデルです。
公道で走れることが売りのモンキーでしたが、初代のZ50Zの時からメインはレジャーで楽しむことでしたので、車に積んで運べるという点が重視されています。
そのため、車体がコンパクトなだけでなく、ハンドルやシートを折りたたむことができたのです。
3代目のZ50Zは、そんなモンキーの特徴をさらに推し進めています。
Z50Mと2代目のZ50Aよりもさらに積載性を重視したため、フルモデルチェンジによってフロントを中心に大きな変更が施されています。
ハンドル、フロントフォーク、ホイール、ヘッドライトなどを車体から取り外すことができるため、大きな車でなくても手軽に載せて運べるようになったのです。
また、2代目のZ50Aで左手ハンドルのレバー操作に変更されたリアブレーキですが、Z50Zになって左足のペダルで操作する初代モデルの仕様にふたたび戻されました。
スタンドの仕様もセンタースタンドになっています。
Z50Aとの違いはまだあり、たとえばガソリンタンクのエンブレムが少し大きくなっていること、ヘルメットホルダーが装備されたことなどが挙げられます。
なお、Z50Zも、Z50M、Z50Aと同様、リアサスペンションはなくフレームに後輪が直接付いているリジット式というスタイルです。
次のモデルからこれがリアサスペンション式になります。
そのため、初代、2代目モデルと比べて多少の変更はあるとはいえ、Z50Zもまだ初登場時のスタイルを色濃く残していると言えるのではないでしょうか。
Z50Zまでが一般に「ビンテージモンキー」と呼ばれていますし、マニアのなかには「モンキーと呼べるのはZ50Zまで」と言う人もいるぐらいです。
とはいえ、モデルチェンジされるたびに着実にモンキーは進化しています。
モンキー Z50Z型(1970年)の歴史
モンキー Z50Z型は1970年4月に発売された3代目モデルです。
2代目のZ50Aが発売されたのが1969年7月ですので、前回のフルモデルチェンジからまだ1年も経っていません。
ですので、フルモデルチェンジではありますが、どちらかというとマイナーチェンジに近い変更と言えるでしょう。
当時のキャッチコピーは「メカにうるさいヤツほど好む」です。
ちなみに、Z50Zが発売されて以降しばらくはZ50Aも販売されていました。
先代モデルからのおもな変更点は上述のとおりですが、その背景にはホンダがダックスなどの兄弟車を展開し始めたことがあります。
Z50Zはフロントの部分を取り外せるセパレート式ですが、ダックスとフロントの部品を共有化したのがその大きな原因です。