
モンキーの姉妹車・GORILLA
ホンダ GORILLA(ゴリラ)の特徴
ホンダのGORILLA(ゴリラ)は、車に積んで運搬して目的地で乗って遊ぶモンキーとは異なるコンセプトで登場した兄弟車です。
モンキーよりも大容量のガソリンタンクを積み、マニュアル式の4速クラッチを採用しています。
ボディもその名が示すようにモンキーより大型で、モンキーより後から登場したものの、モンキーの兄のような堂々とした姿です。
モンキーより大型のボディ、大容量のガソリンタンク、またハンドルが折り畳めないなどモンキーとは違った特徴がありますが、それ以外は基本的にモンキーのスタイリングと同じです。
ハンドルの位置がモンキーより高く若干幅も広くなっていますが、これは運転しやすさを考えた工夫でしょう。
モンキーと乗り比べてみると、ゴリラの方が楽に運転できることに気づくはずです。
ゴリラの歴史
モンキーの兄弟車であるゴリラは、モンキーの1978年発売のモデル「Z50J-I型」とともに登場しました。
ぱっと見では似ていますが、モンキーとは異なるコンセプトで差別化が図られています。
モンキーはもともとレジャー用として開発されただけに、公道を走行することは可能なものの、目的地まで運びそこで乗って遊ぶことを考え、車への積載性が重視されていました。
つまり、移動手段という位置づけではなかったのです。
ゴリラの場合、それとは反対にバイクの本来の用途、移動手段というコンセプトで開発されました。
ゴリラのガソリンタンクはモンキーより大きいですが、モンキーの4.5Lに対してその2倍、9Lもの容量を備えています。
ガソリン満タンなら800km以上ものツーリングが可能です。
実際、マニュアルミッションに加え前後にキャリアが装備されているように、ツーリングというコンセプトを強く打ち出していました。
1978年の発売から10年後、1988年にはいったん生産が終了してしまいますが、ファンの熱い声を受けて1998年には復活を遂げます。
復活したゴリラはフロントのキャリアがなくなったほか見た目に変化なく、ほとんど同じ仕様をキープしていました。
2007年に生産終了したゴリラ
1998年の復活以降、何度かモデルチェンジを経てそのたびに新たな魅力を加えてきたゴリラですが、最終モデルとなったのが2007年に発売されたグラファイトブラックのモデルです。
ボディだけでなくホイールとマフラーもシルバーへと原点回帰し、タンクの「Gorilla」のロゴがホンダのウイングマークへと変更されています。
しかし、2007年モデルも好評だったのですが、この年をもってゴリラは生産終了となってしまいました。
当時の最新の平成19年排出ガス規制に対応することができなかったからと言われています。